【研究交流報告】7月22日~7月25日 「日韓における当事者参画型ケアラー支援の可能性―YCARP・N 人分メンバーの交流から探る―」
- 6 日前
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CAREFIL/YCARPでは、日本を含む東アジアにおけるケアラー支援のあり方を明らかにすることを目指し、各国の政策や実践を比較する研究に取り組んでいます。その一環として、2025年度から韓国のヤングケアラー当事者団体「ケア・コミュニティ N人分(N인분)」との研究交流を開始しました。
韓国では2025年に「家族ケア等の危機児童・青年の支援に関する法律」が公布され、ヤングケアラー支援への社会的関心が高まるなど、日本と共通する状況があります。これまでに、CAREFIL/YCARPメンバーによる韓国視察や日韓フォーラム、国際シンポジウムを通じて交流を重ね、当事者や家族へのスティグマ、支援制度のあり方、当事者参画の意義や課題などについて意見交換を行ってきました。その結果、日韓には共通する課題がある一方で、若者の政策参画や支援制度には違いもあり、両国の当事者が協働して取り組みを深めていくことの重要性を確認しました。
こうした交流を発展させるため、2026年度の取り組みとして、「ケア・コミュニティ N人分」のメンバーが7月22日から25日まで来日しました。今回の交流は、日本で実践されている行政や支援団体によるケアラー支援を視察するとともに、シンポジウムや意見交換を通じて、日韓それぞれの支援の現状や課題、当事者参画の実践について学び合い、当事者参画型の共同研究をさらに発展させることを目的としました。
なお、今回の交流は、公益財団法人日韓文化交流基金様からの助成および京都平安ライオンズクラブ様・京都橘ライオンズクラブ様・京都北ライオンズクラブ様のご寄附によって実現しました。私たちの活動へのご支援に心より感謝申し上げます。
7月22日
堺市ダブルケア相談窓口
京都府ヤングケアラー総合支援センター
7月23日
京都市ケアラーサポート(相談窓口)
「CAREFILオープンセミナー アートで拓く子ども・若者ケアラー支援 日韓の実践から」 ※別途イベントレポートを掲載予定です。
7月24日
日韓のヤングケアラー・ケアラー支援団体の交流
・公益社団法人京都精神保健福祉推進家族会連合会(京家連)
・公益社団法人認知症の人と家族の会
・NPO法人ふうせんの会
・公益財団法人京都市ユースサービス協会
・北陸きょうだい会
・NPO法人CoCoTELI
7月25日
ユースショートステイ「おりおりのいえ」
今回の交流を通じて、以下のような日韓双方の共通点や相違点が示されました。
支援内容による支援対象の定義設定の違い
現金給付等を中心とする韓国では、ケアを必要とする家族と同居しているか否か等、支援対象となる「ヤングケアラー」の要件が狭く限定されている。一方、ピアサポート等を中心とする日本では、「ヤングケアラー」の定義が比較的広く設定されている。
「ヤングケアラー」支援の焦点の違い
韓国では青年ケアラーへの支援から始まっているため、児童のケアラーに対する支援が手薄である。一方、日本では中高生を中心とする18歳未満のケアラーに対する支援から始まっているため、若者ケアラーへの支援が乏しい。
当事者主体の活動を進めるうえで共通する課題
当事者スタッフの心理的安全性や団体としての活動の持続性(資金・スタッフ)
支援者の養成課程の必要性
今後もオンラインミーティングなどを通じて研究交流を進める予定です。
今回ご協力いただいた視察先のみなさまに深く感謝申し上げます。




























