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CAREFIL(ケアフィル)とは ケアラーの社会的孤立・孤独を予防するための しくみつくりを考えるプロジェクトです。

ケアラーの自己実現( ケア × ライフ ) 自分自身の人生と、家族・身近な人へのケアを、 あきらめることなく両立させること。

しかし、そこには、不安・迷い・困難・絶望・・・ 絶え間ない葛藤があります。

このプロジェクトは、ケアラーが直面する さまざまな“葛藤”への寄り添いを通じて、 ケアの価値が大切にされる社会─ケアリング・ソサエティーの実現を目指します。

本プロジェクトは、<ニーズ発見><葛藤支援><ケアからの距離化><ケアと両立した自己実現(エンパワメント)>という4つの領域での多様なケアラー支援が俯瞰できる<スペクトラム型支援提供システム>を開発します。

また、最終的には支援プログラムを提供する団体を相互連携させ、ケアラーがどのような支援にアクセスできるかを可視化させる<ケア・エンパワメントプラットフォーム>を構築します。

PROJECT GROUP

プロジェクト全体を貫くケアラー支援のための理論構築の役割を担います。

日本のケアラー支援にかかわる団体や自治体の動向調査、多様なケアラー支援を実施している団体とのネットワーク化に向けたオープンセミナーの定期開催、国際シンポジウムの実施を通じて、東アジアの家族主義的福祉政策におけるケアラー支援の位置づけを明らかにします。

また、各グループで開発される指標についてスペクトラム型支援サービスでの活用方法を検証し、効果的なケアラー支援の構築を目指します。

スペクトラム型支援において、ケアラーの葛藤やケアとの距離化を可視化させる役割を担います。

独立型ショートステイを運営する一般社団法人merry attic、ユースショートステイ「おりおりのいえ」を運営する京都市ユースサービス協会等と協働し、ショートステイ利用者調査を通じてケアとの距離化を支える支援の実装化を目指したエビデンスづくりを行います。また、ケアラー自身がケアとの距離を可視化しつつ、ケアと自分自身の人生を両方視野に入れながらライフチャンスを構想できる指標(「ライフチャンス・チャートシート)」を開発します。

スペクトラム型支援において、子ども・若者(ケアラー)のニーズを可視化させる役割を担います。

ユースクリニック、デジタル保健室、中高大生食堂と子ども若者に直接関わる実装グループとして、「孤立・孤独指標」を開発し、子ども若者(ケアラー)のニーズを抽出します。

また、距離化・葛藤支援グループにより作成される評価指標(「ライフチャンス・チャートシート」)を用いて孤立孤独の評価を行い、実装現場での孤独孤立の早期予防介入を目指します。

スペクトラム型支援において、ケアを通じたエンパワメントのためのプログラムを開発する役割を担います。

ケアの負担軽減を中心とするケアラー支援だけでなく、ケアと両立した自己実現を含むライフチャンス拡充のためのケアラー支援を目指して、ライフチャンス支援プログラムを開発します。また、親子が一緒に参加できるキャンプの実施を通じて、子育て・子育ち支援可視化ツールとして(親子の)ケア関係を行動観察をもとに測る社会的関係性評価指標の開発を行います。

※CAREFILは、JST-RISTEX SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム 社会的孤立・孤独の予防と多様な社会的ネットワークの構築「ケアの葛藤によりそい、ケアラーの社会的孤立・孤独を予防する包括的支援システムの構築」(研究代表者:斎藤真緒)の通称名です。

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